帝王切開、そして高額療養費制度での医療費の払い戻し
12月に緊急帝王切開 にて、第一子を出産しました。
約一週間入院し、退院後すぐ(12/11)に高額療養費制度の申請をして、3/18にやっっと入金がありました。
高額療養費制度とは
高額療養費制度とは、国民健康保険において、ある一定の限度額を超えた分の医療費を払い戻ししてくれる制度です。
限度額は収入によって下記のように定められています。
↑※全国健康保険協会より引用
高額な医療費を支払った後、健康保険の窓口に申請を行うと払い戻しを受けられます。これには約3ヶ月程度かかるので、一時的に自分で高額な医療費を負担する必要があります。
一時的に支払うことにはなりますが、予定外、緊急の場合は仕方がないですよね。
もし予定帝王切開や計画入院、手術の日にちが決まっていて、医療費が高額になることが事前にわかっている場合は、前もって限度額適用認定証を貰っておきましょう。
すでに手続き済みの扱いになり、病院での会計時に限度額以上の支払いは免除され、超えた分は病院が健康保険に直接請求してくれます。
※自然分娩では高額療養費制度の対象にはなりません。予定帝王切開、緊急帝王切開、吸引分娩、切迫入院にかかった費用などは対象になります。
いくら戻ってくる?
私は予定外の緊急帝王切開だったので、手術もしましたし、入院も通常よりも長くなってしまい、支払いが総額約60万円になってしまいました。
そこで出産育児一時金42万円の直接支払制度を使って、会計時の合計金額から42万円を差し引いた金額を支払いました。(産院が用意している合意書にサインするだけで、42万円は病院が健康保険に直接請求をしてくれました。)
それでも払ったのは18万円。かなり家計にはダメージでした。(入院費や手術代、その他個室代や付き添い人の宿泊、食事代などすべてを合計した額です。)
そこから高額療養費制度の申請をして、実際に戻ってきたのは35,286円でした。
高額療養費制度が適用されるのは保険適用の医療費のみになります。
個室の差額ベッド代や付き添い人の宿泊、食事代などは含みませんので注意してくださいね。
3か月も経つと育児に追われすっかり忘れてしまっていたので、臨時収入のような感じで、本当に助かりました。
出産にかかったお金ともらえたお金まとめ
○緊急帝王切開+入院費 600,000円
○出産育児一時金 420,000円
○生命保険の給付金 348,000円
○高額療養費払い戻し金 35,286円
最終的に、結果203,286円のプラスでした。
(妊婦検診にかかった費用は含めていません)
保険給付金と高額療養費制度は併用できる
生命保険の給付金をもらったら申請できないのでは?と思われがちですが、2つはどちらも受け取れます。
生命保険に入っていない方を助けるための制度ですが、毎月保険にお金を支払っていたらもらえない、なんて矛盾してますもんね。
収入によって限度額は変わりますが、少額でも諦めずに申請をしましょう。
(給付まで3ヶ月以上かかるので早めの申請をオススメします)
出産、手術、入院を経て。
まさか自分が帝王切開になるとは思っていなかったので、高額療養費制度のことについても、
生命保険の入院手術給付金についても知識が薄すぎてかなり慌てました。
産後の傷が痛む中で色々調べたり考えたりするのも大変なので、心づもりしておくに越したことはないです。
「出産は何があるか分からない」とは言いますが、ほんとだった!と心から実感しました。
このページをご覧になっている方も、心づもりだけはしておいて損はありません。
どちらも知らなければ、自分で申請しなければ一生もらうことのないお金。
取りこぼしなく確実に貰って行きましょう!
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